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東京・御茶ノ水の写真専門ギャラリー、gallery bauhaus(ギャラリー・バウハウス)のスタッフによるブログです。
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高梨豊×南伸坊対談
こんにちは パクッ gallery bauhausスタッフの溝口です。

高梨豊写真展 「PORTRAIT ポルトレ」 カメラ 6月2週目の土曜日です。

昨日19時よりギャラリー地階にて、高梨豊×南伸坊対談 よつばのクローバー が開催されました。

さくらんぼ

「僕は自分のフィクションで泣けるよ」と豪語する作家・五木寛之氏に、「じゃあ、泣い
て下さい」とあっさり要求。しかし寒さのせいでストロボがいかれて、せっかくの涙を撮
りそこねてしまった。
兼ねてよりファンであった詩人・田村隆一氏の撮影前夜、舞い上がって飲みすぎてし
まい大遅刻。しかし実は田村氏も遅刻・すっぽかしの名人で、後に意気投合、"高梨
親分"と呼ばれる仲になった。
作家・三島由紀夫氏に「寝ているところはまだ誰も撮ったことがないよ」と言われ、三
島氏が狸寝入りをする寝室にドキドキしながら忍び込んだ……などなど、被写体と
なった著名人の方々との面白おかしい交流記を、ユーモアたっぷりに語って下さっ
た高梨氏。
対談のパートナーであるイラストライター・南伸坊氏との息もピッタリで、会場は幾度
となく爆笑の渦に。
そんなお喋り上手な高梨氏ですが、少年時代は内弁慶で、写真家としてやっていけ
るか心配した両親に、「景色を撮って食うから」と言い放ったほどだったのだとか。
その名残?なのか、作曲家・黛敏郎氏に「あの写真家、大丈夫なの……?」と訝ら
れてしまうほど、現場では無口なのだそう。
「親しいから撮れるというわけではないんです」
初めて会ったのにとても扇情的なポーズをとってくれたという作家・高樹のぶ子氏の
写真を指し、高梨氏は言います。
「会うときはいつも他人です」
そのそっけなさは、プライベートでも親しいという詩人・吉増剛造氏から、「何か気に
障ることでもあった?」と撮影後に電話がくるほど。
「写真を撮るとき大人しいのは、酒が入っていないからかな」と笑う姿を見る限り、俄
かには信じがたいのですが……笑
「撮られる人間は一流。だから撮る人間は超二流がちょうど良い。写真家は後ろに
ひそまないとね」
そんな高梨氏の言葉に、極上のポートレイトの真髄を見たような気がしました。

さくらんぼ

たくさんのご参加を頂き、誠にありがとうございました 星
posted by gallery bauhaus | 15:27 | 高梨豊写真展 | - | - |
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